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怖がるだけでは解決しない。認知症とはいったい何?

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食習慣が招く認知症

食事 時計に縛られた現代の生活。1日3食は果たして正解か!?脳の健康を食生活から解説します。お馴染み土田先生の身近で意外な健脳アドバイスをご覧ください。(編集部)

認知症の予防というと、ついつい脳トレを考えてしまう方が多いと思いますが、脳の働きを妨げていく要素は、実際には生活習慣の中にあることが多いのです。

「食べる」ことを考えてみる

人間というか生命そのものの根本は食べて寝て種族を絶やさないという3つの行為が基本になります。

この中で、生命自体の維持を目的としたものが「食べる」という行為です。

本来ならば食べるという行為は、死なないように栄養を取り込んで、さらに活動するためにもう少し余分にエネルギーを取り込むという作業なのですが、残念ながら私たち人間は前頭葉が発達した結果「美味しいものを食べる」という特別な行為になってしまっているのです。

土田先生

私たち人間は、単に食べて寝るだけの生活であれば1日に必要なエネルギーは1200kcal程度で十分です。

しかしそこに「美味しいものを」という飾りが付いただけで実際摂取するカロリーは2000kcalを優に超えるものになってしまうのです。

さらに本来ならば日が昇れば目を覚まし日が沈めば眠るという自然の原則を「時計」という仕組みを利用することによって朝・昼・晩という3つの時間帯に区分けしましたから、食事も3回になってしまったのです。

結局、私たちは生きるための食事から少しかけ離れた食生活を習慣にしてしまっているのです。

だからといって今更「食事を2回に減らして生活しろ」というわけではありません。

ただ明らかに食べすぎの状態になっていることは理解しなくてはなりません。

さらに、味というものにこだわった結果、単調な味に変化をつけるべく塩分を大量に使用することになるわけです。

過食による栄養過剰、味付けによる塩分の過多。

こうした日常当たり前になってしまった習慣が私たちの体に高血圧や高脂血症・糖尿病などの様々な病気を引き起こしているのです。

脳梗塞が認知症の原因に

脳

さて、こうした過剰な栄養摂取や塩分の過多は、体の血液の流れにも大きな影響を及ぼします。最も明らかなものが動脈硬化です。

動脈硬化は血管を固くしてしまいます。本来血管はとても弾力のあるものですが、その弾力が失われて血圧の調整がうまくいかなくなります。

さらに固くなった血管の細胞の隙間に脂肪やコレステロールが入り込んで血栓を作ります。

血栓のできた血管は、その後脳梗塞や心筋梗塞の原因となるわけですが、必ずしも手足が麻痺してしまう重症な脳梗塞に至るわけではなく、脳の中に症状の出ない小さな脳梗塞をたくさん作ってしまったりするのです。

これが多発性脳梗塞とか、かくれ脳梗塞といわれているものです。

改めて食習慣を見直して

認知症にならない食生活というとイチョウがいいとか、いろいろと話題に上るものもあります。

しかし何よりも過食に陥らず塩分はしっかり制限することが根本なのです。

「え~そんなのわかってる・・」

という方がほとんどだと思うのですが、実際長年の生活の中でみなさんの味覚は変わっているものです。

今一度塩加減を少なくして、食事量も腹八分以下を目指していただきたいと思います。

土田先生プロフィール

土田先生

土田 隆

-PROFILE-

1982年、東邦大学医学部を卒業後、同大学脳神経外科教室入局。
磯子中央病院副院長、同院健康管理センター長等を経て、2011年に「よこはま土田メディカルクリニック」を開設。
横浜市認知症サポート医

肥満、高血圧、糖尿病等の生活習慣病の予防・治療に取り組んでいる。テレビ・雑誌・講演等でも活躍中

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